マイニングリグが構築出来るとすぐにマイニングを始めることが出来る。
簡単にマイニングを始めるためには、nicehashを使用することをおすすめする。
nicehashでマイニングする場合、最適な計算アルゴリズムが自動的に選択され、切り替えてくれる。仮想通貨毎の収益が確認できるWhat To Mineでも、常に高い収益を保っていることからも、手軽にマイニングを行う場合はとても有用である。
ただ、nicehashでマイニングを行う場合には、収益はbitcoinでしか受け取ることが出来ない。他の通貨をマイニングする場合には、プールマイニングを行う必要がある。
クラウドマイニング、プールマイニング、ソロマイニング
マイニングには大きく3つの種類がある。
クラウドマイニング
マイニングを行う団体にお金やコンピュータの計算資源を提供し、団体のマイニング報酬の一部をリターンとして受け取る。nicehashは、マイナーが計算資源を提供し、報酬の一部をマイナーに還元しているので、クラウドマイニングと言える。
プールマイニング
複数のマイナーが協力してマイニングを行う。複数のマイナーが集まってマイニングを行う場として、マイニングプールが様々存在している。各マイニングプールによって、対象とする通貨、報酬の発生方法、手数料が異なる。
各プールによりけりだが、PPLNS (Pay Per Last N Shares)で報酬を支払うプールが多いようだ。
マイナーが集まると、大きな計算資源が集まることになり、それによりマイニングに成功する(ブロックを見つける)確率が高まる。PPLNSは、そのマイニングプールがマイニングに成功した際の報酬を、計算の貢献度に応じて分配する方式である。例えば、そのマイニングプールの計算資源が100あったとして、その内30%の計算資源を提供しているマイナーは、提供される収益の内の30%を得るということになる。ただし、そのマイニングプールがマイニングに成功した際に、マイニングに参加している必要がある。
マイニングプールについての記事はこちら。
ソロマイニング
その名の通り、個人でマイニングを行う手法である。マイニングに成功した際には収益全てを得られるが、個人の資本で準備出来るマイニングリグの計算能力では、ソロマイニングで収益を得るのは難しいかもしれない。
プールマイニングの手順
プールマイニングで仮想通貨をマイニングする際には基本的に以下の流れとなる。
①マイニング対象通貨のウォレットの作成
②マイニングツールの選択
③マイニングプールの選択
ウォレットの作成
マイニング対象の仮想通貨のウォレットを作成する必要がある。日本国内の取引所で取扱のある通貨であれば、その取引所に登録すればウォレットを入手することが出来る。
高いセキュリティで安心に、かつ手軽にウォレットを作りたいならGincoもオススメ(2018年7月時点ではiPhoneしか対応していない)。
国内に取扱が無い仮想通貨をマイニングする場合は、多くは海外の仮想通貨取引所に登録することが必要となる。
Binance メジャーな海外の仮想通貨取引所。100種類以上の仮想通貨の取扱がある。
https://www.binance.com/?ref=35095656
この他の取引所は以下で紹介している。
マイニングツールの選択
“ccminer”, “Claymore”, “sgminer”
等が存在している。バッチファイルを作成し、マイニングプールやウォレットの設定を行い、これらのツールを走らせるとマイニングを開始出来る。
下の記事でマイニングツールを紹介している。
マイニングプールの選択
“nanopool”, “ETPPool”, “hash4.life”等。各マイニングプールのサイトにアクセスすると、マイニング中のウォレットを入力する所が準備されており、入力するとマイニングの状態を確認することが出来る。
下の記事でマイニングプールをいくつか紹介している。